「自分の好みのワインを知りたい!」と思ったら、○○を見るべし!
人生を変えるワイン学 第5回
●黒ブドウ
「カベルネ・ソーヴィニヨン」=「ライオン」
世界中で栽培される栽培面積も最大の赤ワインの王道的な品種。世界で、最も有名で人気がある黒ブドウ。深みのある色合いとタンニンが強いのが特徴。
しっかりした骨格は、まるで動物の王様のライオンのよう。
「メルロー」=「カピバラ」
きめ細やかなタンニンで丸みがあり、まろやかな口当たりが特徴。
やわらかい味わいは、まるでおっとりした癒し系のカピバラのよう。
「ピノ・ノワール」=「ヒョウ」
土地を選び、栽培するのが難しい品種。複雑で華やかな香り。しなやかで繊細で、気品のある味わいが特徴。
他の品種とブレンドされることがあまりなく、まるで気難しいヒョウのよう。
「シラー」=「トラ」
濃い色合いでタンニンが強く、スパイシーなのが特徴。
個性的で独特なスパイスを感じる味わいは、まるでトラのよう。
「テンプラニーリョ」=「ウシ」
スペインの代表的な品種。コクがあり果実の凝縮した味わい。
たっぷりの果実味は、まるで情熱的なスペインのウシのよう。
「ガメイ」=「ウサギ」
イチゴの香りとタンニンが少なくフルーティなのが特徴。もうすぐ解禁するボジョレー・ヌーボーに使われる品種。
チャーミングな味わいは、まるでかわいらしいウサギのよう。
お気に入りの動物は見つかったでしょうか?
ブドウ品種と動物を重ね合わせてみるとなかなか面白く覚えやすいかと思います。
動物のたとえで気になったものがあれば、ぜひ試してみてくださいね。
いかがでしたでしょうか。
今回頭に入れていただきたいのは、以下の3つです。
①ワインの味は「ブドウの品種」「テロワ―ル」「造り手」「ヴィンテージ」で決まる。
②自分の好みのブドウ品種を見つけること。
③絶対に覚えるブドウ品種は、白ブドウ「シャルドネ」「ソーヴィニヨン・ブラン」「リースリング」黒ブドウ「カベルネ・ソーヴィニヨン」「メルロー」「ピノ・ノワール」
ワインを嗜むときには、まずはブドウ品種を気にしてみてください。
意識して飲んでみると、「これ! 美味しい~」と思った品種が毎回同じだったりと、だんだん自分好みのブドウ品種が分かってくるはず!
このような具体的なシーンを通して、ワインの楽しみ方、そして何よりワインの美味しさをお伝えしていけたら思います。
次回をお楽しみに!
来週11月17日(木)はボジョレー・ヌーボー解禁日です! 年に一度のワイン祭を満喫して下さいね。
*この連載は隔週水曜日更新予定です。